- ぐん
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ぐん【群】(1)多くの同類のものが集まっていること。 むれ。 むらがり。 集まり。(2)〔数〕〔group〕一つの集合において, その, 元(要素)の間に算法, 例えば乗法が定められ, (1)二つの元 a, b の積 a・b もその集合の元である(2)結合法則(a・b)・c=a・(b・c)が成り立つ(3)すべての元 a に対して a・e=e・a=a となる e(単位元)が存在する(4)各元 a に対して a・x=x・a=e となる元 x=a-¹(逆元)が存在する, という四つの条件が満たされている時, この集合はその算法に関して群であるという。 特に交換法則 a・b=b・a が成り立つ群をアーベル群または可換群という。 群の考えはフランスのガロアなどにより導入され, 現代数学の大きな基礎となっている。~を抜・く多くの中で特にすぐれている。 ぬきんでている。 抜群。II
「~・く成績」
ぐん【軍】(1)軍隊。 軍勢。(2)陸軍・海軍・空軍の総称。 軍部。(3)数個以上の軍団または師団をもって編制する大きな兵力の単位。「方面~」「派遣~」
(4)中国周代で, 兵二五〇〇人を一師とし, その五師の称。IIIぐん【郡】(1)都道府県の下位区分の一つで, 町・村を包括する区画。 1878年(明治11)府・県の下の行政区画とされ, 1890年の郡制によって地方自治体としての権能が明確になったが, 1923年(大正12)廃止。 以後, 地理的区画となった。(2)律令制下, 国の下に置かれた地方行政単位。 この下に里(郷)があった。 中世・近世にも存続した。(3)中国で, 秦以降隋まで県の上に置かれた行政区画。→ 郡県制度
Japanese explanatory dictionaries. 2013.